【高齢出産を綴る☆完】⑥3日間続いた陣痛、そして出産   

手術の後、2週間ほどの療養期間を経て職場へ復帰しました

しばらくは、定時に帰宅出来ていたものの、仕事量もかなり多く、あっという間に元の残業続きの毎日に戻っていきました
有り難い事に、手術以降の妊婦生活は順調に過ぎていきました
妊娠後期は、お腹が大きくなるにつれ、毎日の通勤ラッシュが本当に辛く感じました
通勤ラッシュは妊婦とかもう、関係ないですもんね……
そして、ようやく産休に入ることが出来て、心からホッとしたのを覚えています
そして、保育園の見学やら何やらであっという間に予定日がきました
……でも、産まれる気配は全くありません
そして、予定日を過ぎた検診(40週2日)で先生に
ちょっと羊水減ってきてるから、入院して促進剤打とうか
 
と、翌週の月曜日から入院する事に

羊水は、妊娠週数が進むにつれて増加していき、妊娠10週で約30ml、妊娠20週で約350ml、妊娠30週で約800mlとピークを迎え、その後はゆるやかに減少していきます。

引用元:ママリ

予定日を過ぎてものんびり構えていた私
いよいよ出産が近づいてきたのかと何だかドキドキ
様々な準備を整え、入院しました
入院初日
この日は、内診と夕方にバルーンを入れるとの事

バルーンとは、誘発分娩に使用される子宮口を開かせる為の医療器具です。その名の通り、風船のような形をしています。

引用元:ままのて

私のように、陣痛が起きなかったり、陣痛が弱い時に使用されるようです

夕方までにシャワーを済ませ、内診後バルーンを子宮に入れました
これが、かなり痛いです
入れた後も凄い違和感なんです
そして、数時間で出てきました
(このバルーンが出てきたという事は、子宮口が4㎝は開いたという事になると看護士さんが仰ってました)
もう、4㎝か~♪結構早く産まれてくるのかな~なんて考えていた私
後に子宮口が10㎝になるまで3日もかかる事になるとは、この時夢にも思っていませんでした……
バルーンが出てきてから数時間後に、まず初めての陣痛が来ました
不規則な陣痛から少しずつ規則正しい陣痛に変わってきたので、今日産まれるのか?と期待しました
夫もこの日は後から来てくれたので調度いいなと思っていたのですが、数時間苦しんだ挙げ句、アッサリと陣痛が遠退いてしまいました
初めての痛みに、少しおののきました
この痛みがどんどんひどくなるのか……耐える事が出来るのか、私
陣痛って、産まれる直前までは、痛みを逃がさなければいけません
そして、痛みと戦うのって、かなり体力を消耗します
でも、赤ちゃんに会えるまでもう少し!
この日は結局、4時間程の陣痛と戦い、終了
食事等は通常通り出たので、全て完食しました
入院2日目
 
この日は朝から内診
赤ちゃんはだいぶ降りてきているが、子宮口が5㎝しか開いていないと言われました
そして、今日1日病院内を歩いたりして陣痛来るのを待つ、そして、陣痛が来なければ翌日促進剤を入れる、という事になりました
朝から必死で夫と病院内をウロウロ
4階建ての病院内の階段を登ったり降りたりしました
でも、夕方までには陣痛は来ませんでした
そして夫も帰った19時頃、陣痛がやってきました
今度は規則正しくなるまでに、あまり時間はかかりませんでした
お腹の張りを計測する機械を付けて数時間、痛みと戦いました
私の場合は、お腹よりも、ずっとお尻が痛くて痛くてたまりませんでした
でも、また数時間で遠退いてしまいました
え……また?仕方がないか……
そして、また夜中にもこの痛みがやってきました
そして、戦う事数時間……
痛すぎて意識が遠退くこと数回……
規則正しい陣痛の後も痛みは続き、夜中ずっと微弱陣痛が続いてしまい、痛みで全く眠れませんでした
 
この日の昼以降、痛みで食事も取れていません

もう、この時点で四十路の体力は限界に……
入院3日目
朝から内診
子宮口5㎝は変わらず
破水してると先生
(私の場合、破水していたのですが、少しずつ破水しているタイプでした。)
看護士さんに
はい、じゃあ促進剤入れますねー
 
情けないですが、寝てないのと、ご飯も食べてないのと、痛みで、本当に泣けました
そして、言われるがまま、朝10時から促進剤開始
私、促進剤ご滅茶苦茶効くタイプだったようで、朝からお尻が痛いのなんのって……
看護士さんに腰やお尻をさすってもらっていると……看護士さん
赤ちゃんの心拍が下がってる
 
……え?もう、パニックです
すぐにエコー検査をしました
すると、どうやら羊水が減っているので、赤ちゃんが自分で臍帯を踏んだり、手で押さえたりしてしまった際に一時的に心拍が下がってるとの事
このまま子宮口が開かなければ、緊急帝王切開もあるため、夫を呼んでほしいと言われました
すぐさま夫に電話し、一時間程で病院に到着しました
そして、そこから陣痛に耐える事5時間
もう一度内診
子宮口5㎝変わらず……
正直、もう限界でした
すると先生が、子宮口を広げてくれました
かなり痛かったのですが、一気に7㎝!
そこから分娩室へ移動し、また陣痛と戦います
促進剤もどんどん強くなっていきます
そしてそこから約2時間
やっと子宮口9㎝!!
もうこの辺になってきたら、痛みの間隔はなく、ずーっと痛かったです、お尻が
夫も7時間?8時間?付きっきりでお尻をさすってくれました
そして、やっと看護士さんの
はい、イキんで大丈夫よ!
 
 
最後の力を振り絞って、全力でイキみました
そして、出産
産まれた瞬間は涙が止まりませんでした
息子はすぐに元気な声で泣いてくれました
体重も3300㌘オーバー!
初めて見た我が子、本当に可愛くて可愛くて
今、書いていても涙が出てきてしまいます
もう本当に凄い瞬間でした
そこからは、5日程で退院し、今度は休みのない育児が始まりました
これで、高齢出産を綴る☆、妊娠から出産迄のお話は終わりとなります
私自身、思いもよらない妊娠でしたし、妊娠している時から、高齢での初めての妊娠、出産、そして何より、そこからの育児が不安で不安で仕方ありませんでした
ネットを見れば、高齢出産のデメリットが大きく取り上げられた記事ばかり……
更に、仕事も忙しかったので、とてもじゃありませんが、マタニティライフを楽しむ余裕などありませんでした
でも、今、息子が産まれてくれて思うんです
もう少し、息子がお腹の中にいてくれた時期を楽しめば良かったなぁ、と
余裕のないお腹の住み心地は、あまりよくなかったのではないかなーとちょっと申し訳ない気持ちでおります
なので、今から出産を迎える方には、ぜひともマタニティライフを存分に楽しんで頂きたいなと思っています
皆様のトツキトオカが素晴らしい日々となるようお祈りしています!
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました
これから出産を迎える皆様、どうか頑張ってください
最高の瞬間が待ってますよ☆
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